お散歩・お世話のお悩み

犬の熱中症対策|犬の「もう暑い」に気づこう

2026.07.25 | 犬育て.jp 編集部

散歩中に立ち止まる。歩く速度が落ちる。日陰から動こうとしない。

そんなとき、犬は「暑い」「休みたい」と伝えているのかもしれません。

犬の熱中症対策で大切なのは、暑さ対策グッズだけではありません。犬の小さな変化に気づき、人が予定を変えられることです。

犬は地面の熱を受けやすい

犬は主にパンティングと呼ばれる口呼吸で体温を下げます。また、人より地面に近いため、熱くなったアスファルトからの照り返しも強く受けます。

夏の散歩は早朝や夜など、涼しい時間帯を選びましょう。夜でも地面に熱が残っていることがあるため、気温だけでなく、湿度や地面の状態も確認します。

暑い日は散歩を短くする、途中で引き返す、室内の匂い探しに替える。それは甘やかしではなく、犬を守る判断です。

室内でも油断しない

室内でも熱中症は起こります。

冷房で温度と湿度を管理し、新鮮な水をいつでも飲めるようにします。犬が自分で涼しい場所へ移動できる環境もつくりましょう。

短時間であっても、冷房の効いていない車内に犬を残してはいけません。

短頭種、子犬、シニア犬、肥満傾向の犬、持病のある犬は、特に注意が必要です。

熱中症を疑うサイン

次のような変化を見逃さないでください。

  • 激しく、治まらないパンティング
  • 大量のよだれ
  • ぐったりする、ふらつく
  • 呼びかけへの反応がおかしい
  • 歯ぐきが非常に赤い、または白っぽい
  • 嘔吐や下痢
  • 倒れる、けいれんする

異変を感じたら

熱中症は急速に重症化することがあります。

犬を冷房の効いた室内や日陰へ移し、すぐに動物病院へ連絡してください。病院の指示を受けながら、体を水で濡らして風を当て、移動中も冷やします。

濡れたタオルで全身を包むと熱がこもる場合があります。意識が悪い犬に、無理に水を飲ませてはいけません。

一度元気になったように見えても、自己判断で様子を見ず、獣医師に相談しましょう。

「今日は帰ろう」と言えること

予定していた距離を歩けなくても構いません。散歩に出てすぐ帰っても構いません。

犬が我慢できるかではなく、我慢させずに済むかを考える。

犬の小さな「もう暑い」を受け取り、「今日は帰ろう」と言えること。それが、私たちにできる大切な熱中症対策です。


※熱中症が疑われる場合は、直ちに動物病院へ連絡してください。

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